監督: ラリー・ヤン
脚本: ラリー・ヤン
出演:ジャッキー・チェン、レオン・カーフェイ、チャン・ツィフォン、ツーシャー、ジュン、ジョウ・ジェンジエ、ラン・ユェティン
公開:2023年
公開:2023年
【あらすじ】
マカオでは、長年逃亡中の「シャドウ(影)」こと元情報局員のフー・ランセンが率いる強盗団を、警察が追っていた。彼の手下である5人の養子たちは、それぞれ異なる役割を持つ。主導者のシー・ワン、天才ハッカーのシー・モン、そして武闘派のフー・フォンを中心に、彼らは銀行の金庫に侵入し、あるノートブックを奪うことに成功する。 シー・モンが監視カメラの映像をハッキングしたことで、警察の目をかいくぐり逃走に成功する。しかし警察は、金庫の持ち主が大富豪であり、ノートブックには暗号資産(仮想通貨)のアカウントの暗号鍵が保存されていたことを突き止める。警察は次の標的がマカオタワー内のデジタル資産管理会社であると推測し、警備を強化する。 強盗団がタワーに潜入したところ、同じ仮想金庫内に15億香港ドル相当の仮想通貨があることを発見する。フーは反対するが、団員たちは欲に目がくらみそれも奪うことを決める。この判断が命取りとなり、遅れが生じたために警察が現場に到着。彼らは近くのホテルリゾートへ逃走するが、そこで追い詰められる。フーは息子たちを逃がすため、自らが囮となってリゾートに突入。騒ぎの中で、バリスタがフーの姿を写真に収める。 ほぼ完璧に思えた計画だったが、警察は手がかりを失う。そこでシー・ワンは、引退した監視のプロ、ウォン・タクチョンに協力を依頼する。テクノロジーを信用しないウォンは、古典的な手法を好み、精鋭チームを編成。その中には、冷静沈着な女性捜査官ホー・チウゴウもいた。ウォンは彼女ならフーに気づかれず接触できると確信していた。 捜査が進む中、ウォンの指導で警察は変装した強盗団員たちを監視映像から割り出し、さらにフーが20年前に「シャドウ」として一連の強盗事件を起こした犯人と判明する。ホーは当初、ウォンに冷たく接するが、それは自分の父がフーの関係する作戦で命を落としたと信じていたからだった。 ある晩、ホーが夜間監視中に女性を暴漢から助けようとして危険に晒されるが、ウォンに救われる。彼はホーの父が実は自らの判断で行動し、麻薬組織に殺されたことを明かし、2人は和解する。 一方、フーは息子たちの勝手な行動に激怒し、処罰を与えることで緊張が高まる。シー・ワンは忠誠を誓うが、シー・モンとフー・フォンは反発。フーは身元がバレたことに気づき、姿を隠す。警察は彼を市場で発見し、尾行を開始。ホーが尾行を引き受け、ウォンは祖父のふりをして警戒を解かせる。 翌日、ウォンはフーを市場の食堂に招待し、警察が監視するアパートで食事を共にする。フーはその場の状況を試し、疑念を抱くが、最終的に一時的に信頼を得る。その晩、フー暗殺を目論むフー・フォンの襲撃に遭うが失敗。捜査チームは潜伏先が漏れた可能性を疑う。 帰路、ウォンの車列は傭兵に襲撃されるが、警察が応戦して撃退する。その間に、シー・モンがフーを孤児院に呼び出し、罠を仕掛ける。フーは戦って勝利するも、そこへシー・ワンが現れ、シー・モンに孤児院を爆破させて自爆。しかしフーは生き残り、警察に逮捕される。 移送中、フーは逃亡。これを受け、他のメンバーも逃走するが、ウォンの手でフー・フォンらは拘束される。一方、フーは駅で警官とシー・モンを殺害。 翌朝、ホーはフーがいるダイナーを突き止める。フーは彼女を殺そうとするが、ウォンが現れ阻止。ウォンは重傷を負うが、ウォンの時間稼ぎにより警察が到着。フーはようやく逮捕される。